前回の八重の桜第5話の感想で、八重の桜を楽しむために幕末・明治維新時代の知識があった方がよりたのしめますよ!って話を紹介したと思うのですが自分でも切り口の違う八重の桜関連本を新たに一冊購入したみました。
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偽りの明治維新
 ~会津戊辰戦争の真実~
book

こちらの本ですが、文献から史実に基づき客観的に書かれており中立の立場でから幕末・明治維新の時代を振り返る事が出来ました。

第5章の「立ちはだかる男たち」では、西郷隆盛・坂本龍馬・桂小五郎(木戸孝允)の人となりが短いながらも良くまとまっていたので、再度整理できました。

他の章でも、その場面での会津藩士などに焦点を当ててストーリー仕立てで物語を読むような形で書かれているので、歴史事実を紹介するだけの書籍と違って先の展開がどうなるのかを考えて楽しみながらよめました。

その中でも特に印象に残ったのが、会津戊辰戦争後の会津藩のひどい待遇でした。
会津若松市民の中でも年配の方々の、長州藩(山口県)への複雑な感情が理解できました。

「偽りの明治維新」では、会津戊辰戦争の敗戦後会津藩士達は不毛の土地で開拓事業にあたり飢えと寒さでほとんどの方が死んでいったとの事でした。
そんな中では、「長州藩への恨みを晴らす」という負の感情を生きる糧にしなければ生き延びて行かなかったと思います。
(↑書籍に詳しく、その飢えと寒さの現状が書かれているのでそれを見て頂ければ・・泣けてくると思います。)

もちろん、会津藩よりの話だけでなく会津戊辰戦争の敗因が会津藩にあった事もしっかり分析されています。薩摩藩・長州藩では西郷隆盛など身分が低くても藩政をリード出来る人材を登用していったにも関わらず会津藩では旧態依然として身分制度が優秀な人材の登用を阻んでいたとあります。

その一例が、歴史的に有名な薩長同名(薩摩藩と長州藩の同盟)の前は、会津藩と薩摩藩は同盟していたにもかかわらず・・その同名のパイプ役・仲介役の会津藩士が身分が低いにもかかわらず、活躍する様子に重臣達が嫉妬し、左遷されたため薩摩藩との同盟が行き詰まったとの事でした。

他にも、会津藩が敗れた理由が冷静に分析されていたので、八重の桜でストーリーこれから会津戊辰戦争に突入すると、背景を理解しながらより楽しめると思います。

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